短期正職員制度とは
火曜日, 5月 17th, 2011正社員としての看護師の労働時間は交代制による夜勤や準夜勤も
回ってくるため非常に長時間にわたり、不規則なものになっています。
業務以外での仕事も多く、残業や休日出勤も多いことが問題となっています。
看護師は女性が多く、結婚や出産の事を考えるとどうしても両立することは
難しいため、結婚や出産を期に看護師を離職される方が多いようです。
又、離職された方の中には再び看護師として現場に戻りたいと考えている
「潜在看護師」の方も多数おられます。
多少ブランクはありますが、働く意志があるにも関らずこの「潜在看護師」の
人数は年々増加しているということです。その原因はやはり長時間の労働や
夜勤や休日出勤などの不規則な勤務体系によるものだと思います。
看護師として再び職場に戻れば、犠牲になるのは家族なのです。
収入は増えるかもしれませんが、時間的な余裕が全くなくなってしまいます。
このような背景から看護師の人手不足は依然問題となっています。
そこでなんとか看護師の定着化を図ろうと新しい制度が運用され始めています。
それが「短期正職員制度」です。
短期正職員制度はフルタイムで働く看護師よりも所定労働時間が短いため
その分給料は少なくなりますが、パートタイマーと違い、契約期間は基本的に
定めません。つまり常用雇用と同じ形態になります。また、社会保険の適用が
あったり、退職金や昇進昇給も正職員同様の待遇を受けることができます。
さらに育児有給休暇の取得も認められるので、安心して働くことができるのです。
但し、病院側としてはフルタイムの正職員に負担が掛かるのではないかと
いう不安がありますが、業務の簡略化や人員配置の見直しにより病院全体の効率化を
図ることで上手く運用できているところもあります。
短期正職員はパートタイマーと比較すると人件費の面で高くなってしまいますが
経験や技術を備え持つ優秀な看護師を確保できるということもあり、医療面での
安全向上を考慮すれば問題の無いレベルであると言えます。
現在では規模の大きい総合病院をはじめとする各医療機関で採用が少しずつ
進んできており、地域の中小規模病院に対しても地方自治体が補助金の援助を行なう
ところもあるということです。
ますます短期正職員制度は広がっていく傾向であるため、もし時間的な問題で
看護師を離職しようと考えておられる方がおられたら、この制度を採用している
病院に転職を考えてみてはどうでしょうか。